シンガー・ソングライター大黒摩季(49)が、03年に結婚した一般男性と今春に離婚していたことが、分かった。21日早朝に公式ホームページでも発表した。

大黒が、約16年にわたる結婚生活にピリオドを打っていた。大黒は「突然のご報告となり、ファンの皆様および関係各位の皆様には、不安とご心配をおかけし申し訳ありません。離婚の理由はいたってシンプルで、これまで周りや家族の期待に応えるべく全力で駆け抜けてきた50年を経て、これからは…節目の50歳から先の人生は『スッキリHeartで思いきり自分を生きてみよう!』と決めたからです」と報告した。

2人は03年11月に結婚。大黒は10年11月から子宮疾患などの治療で歌手活動を休止した。活動休止中も、他の歌手への曲提供などは続けていたが、2度の手術を行うなど治療に専念。夫や家族の献身的なサポートもあり、16年に復活。同8月に、北海道・石狩湾新港樽川ふ頭で行われた「ライジングサン・ロック・フェスティバル」で5年10カ月ぶりにステージ復帰した際も、見守る夫の姿があった。

その後、17年の秋ごろに不妊治療を終える決断をしたといい、夫婦のあり方について考えるようになったという。「親戚や友人家族の子供達と戯れる度に心の中で罪悪感の様ないつも胸のどこかにトゲが刺さったような状態が続き、次第に頻繁に胸の真ん中あたりでうずくようになりました。まずはきっぱりとした答えを見つけようと、自分自身とじっくり話し合い、消えない罪意識を背負いながら二人で生きてゆくよりも、一人になって彼の幸せを純粋に応援して行くほうが潔い、その方が私らしいと気づきました」。

18年初頭に離婚に合意したといい、男性は新たなパートナーとの間に子どもが生まれたという。「これまで離婚について触れずにいたのは、根本的に周りを心配させたり同情されるのが好きではないのと、彼と彼の家族を世間の干渉から守りたかったからです。そもそも発表する気持ちはありませんでした」。大黒が離婚届を出す予定も、多忙で出せずにいたというが、相手の体調等を考慮し、19年4月に離婚届を提出したという。

大黒は「私も幸せのために一歩踏み出さねば! と思えば、世間に公表しないと出会いのチャンスも来ない、依然としてある結婚にまつわる取材なども、おNewネタがないことに困って迂回(うかい)せざるをえないので、すり抜けたりごまかしたりが下手ゆえ、そちらも真摯(しんし)にご報告すべきと思っていたところ、そろそろメディアの方々のほうもざわざわして来たこともあり、今ここで自分の言葉できちんとお伝えすることに致しました」と独特の表現で心境をつづった。

また、自身のヒット曲のタイトルにかけて『「別れましょう私から消えましょうあなたから』を自ら地で生き(笑い)、そしてまた『夏が来る』を歌う声に力がこもる毎日です。BLUEな思いは2019年に置いて、2020年はなんの曇りもない、青空みたいにスッキリHeartで思いきり爆走します」。

大黒は22日に、スペシャルアンバサダーを務める「東京グレートサンタラン2019」(東京・駒沢オリンピック公園)に出演予定。