NHK前田晃伸会長(75)の定例会見が2日、東京・渋谷の同局で行われ、延期が決まった東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを放送する予定だった編成の見直しについて語った。

同局のリオ五輪の総放送時間は約600時間だったが、東京五輪では特別番組を含めると、1000時間ほどを予定していた。この枠が空いてしまうことになる。

同局幹部は「基本はレギュラー番組を復活させることになると思う。五輪の特集番組などは、1年後にずらすことになる」などと説明した。

NHKは、7月22日のソフトボール予選、同23日のサッカー男子予選に続き、同24日に開会式を放送。25日は女子柔道48キロ級・男子60キロ級決勝。26日は瀬戸大也が金メダルを目指す競泳男子400メートル個人メドレー決勝。31日は卓球男子シングルス3位決定戦・決勝、サッカー女子準々決勝。8月2日は陸上男子100メートル準決勝・決勝。8日は野球3位決定戦・決勝とサッカー男子決勝。9日は男子マラソンと閉会式を放送する予定だった。