ゴダイゴのギター、浅野孝已(あさの・たかみ)さんが亡くなったことが12日、関係者への取材で分かった。68歳だった。

この日午前10時ごろ、都内の自宅で心肺停止の状態で家族に見つかり、救急搬送されたものの、死亡が確認されたという。

関係者によると、浅野さんは昨年11月に東京・中野サンプラザや上海での公演にも出演していた。10年前に、大腸がんを患うもその後完治していた。今年3月末には膠原(こうげん)病を患い入院していたが、先月20日に退院。同月下旬には、関係者やタケカワユキヒデ(67)らとも電話で元気にやりとりしていたといい、今月9日にもフェイスブックを更新し、新型コロナウイルスの収束を願う投稿をしていた。

浅野さんは16歳の時にプロギタリストとして活動をはじめ、75年にゴダイゴに加入し、ギターやボーカルとして活躍した。85年のゴダイゴの一時活動停止後は、プロデュース業やゲーム音楽の作曲など幅広く活動し、95年には岡本真夜(46)のデビュー曲「TOMORROW」のプロデュースも担当した。

タケカワは公式ホームページで「僕のどんな曲にもすぐにギターを弾いて合わせてくれるオールマイティーなギタリストで、愉快な仲間だった」。ミッキー吉野(68)はツイッターで「悲しすぎます。今は、言葉がでません。涙しかでません」と盟友の死に、ショックを隠せない様子だった。