28日に2時間スペシャルで放送された、俳優玉木宏(40)主演のフジテレビ系連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(火曜午後9時)の第1話の視聴率が29日、9・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。

玉木が演じるのは双子の兄弟の兄・矢端竜一。実の両親に捨てられ双子の弟の竜二(高橋一生)と共に、小さな運送会社を営む養父母のもとで暮らしていたが、全国制覇をたくらむキリシマ急便の乗っ取りにあって養父母は自殺する。7年後に22歳になった竜一はたばこの火の不始末による火事で帰らぬ人となったが、数カ月後に顔を変え、名前も斉藤一成と変えて竜二の前に現れる。竜一は裏社会の人間、竜二は国土交通省のエリート官僚と道は分かれたが、2人はキリシマ急便社長の霧島源平(遠藤憲一)への復讐(ふくしゅう)を誓った。

第1話で、1997年(平9)の福岡が舞台。幼いころに実の両親に捨てられ、小さな運送会社を営む吉江夫妻の養子として引き取られた双子の竜一と竜二は、夫妻の実の娘である5歳の妹・美佐と仲良く暮らしていた。しかし、全国への事業拡大をたくらむキリシマ急便の社長・霧島源平(遠藤)の悪質な乗っ取りに遭い、多額の借金を抱えた養父母は自殺する。

それから7年後の04年。22歳の竜一は、たばこの不始末による火事で帰らぬ人となってしまう。その数カ月後、竜二(高橋)の前に現れたのは、顔も名前も違う竜一を名乗る男(玉木)だった。

竜一は裏社会の人間として、竜二は国土交通省のエリート官僚として、源平やキリシマ急便の周辺の情報を探っていく。成長した美佐(松本穂香)にも本当のことを告げず、復讐計画を進めていく2人は、キリシマ急便の不祥事のネタをつかんだ。