年内いっぱいでの活動休止を発表している嵐が12日、大みそかにグループ史上初の生配信ライブを開催することを発表した。ファンクラブサイトなどで報告した。活動休止前ラストライブとなり、ファンと同じ時間を共有して2020年を締めくくる。同日放送の「NHK紅白歌合戦」には中継で出演するとみられる。

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5人は同サイトに投稿された動画内で、ファンに大みそかライブ開催を伝えた。二宮和也(37)が「年末に新しいライブを開催することになりました!」と発表して、メンバーたちも笑顔で拍手。「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」とテロップが表示された。新型コロナウイルス感染拡大を受けて無観客となるが、事前収録の上で今月3日に配信したライブ「アラフェス」とは違い、今回はグループ初の生配信ライブだという。

当初は例年通りドームツアーを開催予定だったが、コロナ禍で断念したことも明かした。その上で、櫻井翔(38)は「ただですね、休止発表の2年前ぐらいから、本当にずーっと、2020年12月31日という日はファンの皆さんと一緒に過ごす、共に過ごす方法はないかというのをみんなで考え続けてきました」と明かした。松本潤(37)も「諦めずに、僕らだけじゃなくスタッフのみんなと何度も何度も協議して今回このようなことを発表できる状況になりました」と経緯を伝えた。

大みそか放送の「NHK紅白歌合戦」へは、公式発表されてはいないが出場が確定的。「大みそかはファンと共に時間を過ごしたい」というメンバーたちの強い希望も踏まえて、ライブ会場から中継で出演するとみられる。今月3日の「アラフェス」後、ファンクラブ向けの配信で二宮は「これからも際(きわ)の際までお付き合いしていただけたら」と話していた。12月31日は、日付が変わるギリギリの時間まで生配信する可能性もある。

現在はライブに向けて準備を進めており、ライブ開始時間などの詳細はあらためてアナウンスするという。活動休止前ラストライブ。松本は「とにかく皆さんと一緒に楽しい時間を過ごしていきたいと思いますし、僕たちはまだまだ新しいことにチャレンジしていきたいと思っております」と伝え、5人で「楽しみましょう!」とあいさつした。