俳優奥田瑛二(70)が27日、映画「10万分の1」(三木康一郎監督)初日舞台あいさつに出演し、主演のGENERATIONS白濱亜嵐(27)とのお酒エピソードを明かした。

同作で奥田は、平祐奈(22)演じる筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う高校生の祖父役で、白濱は恋人役を演じている。奥田は撮影前に「前から知っているので、まじめな俺を見せてやろうと思って」と意気込んでいたという。

もともと家族ぐるみで親交があり、白濱は、奥田の孫娘とも遊んだことがあるという。この日は奥田が、過去の酒席でのエピソードについて明かした。「彼(白濱)が僕よりも酒が強いという顔でいたもんですから…それで、しこたま飲んで、僕は次の日に記憶があったんです。ただ白濱は何もない…。『肉体美を見せてみろ!』って言ったら、ためらいもなく脱いで見せてくれたんですけど、それは覚えてないと(笑い)。お前らよりまだまだ強いんだぞと」と明かしつつ、「楽しく飲める友であり、父でもあるかな」と笑顔で話した。

今回は一緒に暮らす孫が難病を患うという物語だが、実際2人の孫娘を持つ奥田にとっては「企画書を読んだ時から、そのことがオーバーラップして、胸がグーってきちゃって…。これは参加すべき作品だと」感じたという。孫に恋人を紹介されたら? との質問には「今回も(白濱と)パッと会うシーンがある。『うちの孫とこんなやつを付き合わせるか…』と思うんだろうけど、(白濱は)そんな思いが瞬間で解けていくんだよね」と“じいじ”の顔ものぞかせた。