昨年の「第50回NHK上方漫才コンテスト」で優勝した「ネイビーズアフロ」の皆川(28)はじり(28)が5日、大阪・朝日生命ホールで「R-1グランプリ2021」の1回戦にそれぞれ出場した。

R-1は今大会から出場資格が芸歴10年以内に変更となった。皆川は「ピンネタを日頃からめっちゃ力入れてできてるわけじゃないんで、僕らからしたらお邪魔してる感覚」と語った。その上で「大会自体が若返って、昔のM-1みたいになっていくのはいいのかな。若干チャンスかなって」とも考える。

同コンビは11年11月結成。はじりは「10年以内で、ラストイヤーの下ですもんね。出られるメンバーも限られてきて、僕らがたぶんだいぶ上の方になるので、今まで通りにやってたら恥ずかしいかなと思って。例年よりは気持ちは入ってます」と意気込んだ。

年末年始は、皆川は「今までで一番忙しかったかもしれない」と話す。特番にも多数出演。「ビッグな方と年末に絡んで、年明けも、去年に漫才コンテストで優勝した特典じゃないけど、NHKの生放送に呼んでいただいて」と振り返った。爆笑問題、中川家らと共演した。

昨年優勝したNHK上方漫才コンテストの放送日と、M-1グランプリの2回戦敗退の発表が同日だった。皆川は「ずらしてくれよと思いました」。初タイトルを獲得した同コンテストは新型コロナウイルスの影響で延期の末、観客数を制限し、生放送ではなく収録で開催。皆川は「すっきりしない初受賞やった。その分、どこかで運が巡ってくるかなと淡い期待を。今回は我慢やったんかなって」と前向きにとらえる。今年の目標は「M-1、1本ですね」と語った。

昨年を振り返り、はじりは「NHKをとれたので、プラス収支に終われたかな」と話していた。