女優の菜々緒(32)が6日、都内で劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal(前編)」(今千秋監督、8日公開)公開直前プレミアイベントに出席した。

菜々緒は、地球と月の征服をたくらむデッド・ムーンの頂点に立つ女王、ネヘレニアの声を務めた。同シリーズを「教科書みたいな存在」と話すほど、大ファンの菜々緒は「(携われて)本当にうれしくて。小さいころ、唯一セーラームーンが大好きで、セーラームーンごっこを幼なじみの、佐藤かよとやっていた」と明かした。

その上で「そんな作品に携われるなんて、夢にも思っていなかったので、当時の私の熱い思いというか、愛が、もしかしたら反映されたのかなと思うと、世界一セーラームーンを愛していたんだなって思いますね」と喜んだ。

幼稚園に行くときも、常に“うさぎちゃんヘア”をしていたと明かし、「ちょっと髪の毛のセットが決まっていなくてずっと泣いていたらしくて。大人になってから言われると、恥ずかしいと同時に、それだけセーラームーンを愛していたんだなって気付かされたりしました」と話した。

没頭していた作品の、主人公とのアフレコでの対話に「対話のシーンがあると、お芝居しなくてはいけないのに、ちょっと泣きそうになって、すごくうれしかったです」と振り返った

そのエピソードを聞いた、スーパーセーラームーン月野うさぎ役の、三石琴乃(53)は「ありがとうございます。こうしてお会いできて本当にうれしいです」と、アクリル板越しにハイタッチをした。

最後に三石は「宝石がぎゅっと詰まったような映画になっていると思います!」と、呼び掛けた。

「美少女戦士セーラームーン」は、91年に「なかよし」で連載が開始され、92年にはテレビアニメの放送が始まった。少女漫画原作のきらびやかさに加え、神秘的で大人びたストーリーを描き、長年にわたり、人気を集めているシリーズ。

本作は25年ぶりの劇場版作品で、後編は、2月11日に公開される。また、同イベントは、無観客で開催された。