WOWOW田中晃社長の定例会見が14日、オンラインで行われた。局の垣根を越え、同局の開局30周年プロジェクト「がんばれ!TEAM NACS」(3月に1、2話を先行放送)を手掛けるNHKの堀切園健太郎ディレクターがゲスト登壇した。

「外事警察」や大河ドラマ「篤姫」などで知られる堀切園監督は、NHKのディレクターがWOWOWの作品を手掛けることに「WOWOWさんの勢いを感じる」とし「まだ撮影中ですが、ドラマの現場で30年くらいやってきたことが試されている。どうやるかチャレンジでした」と話した。

WOWOWの岡野真紀子プロデューサーは、堀切園氏の起用について「私自身、『篤姫』や『外事警察』などを見て、こんな骨太な作品を撮っている方がWOWOWの作品を撮ったらどうなるかという興味があった」。また「5年以上前にもアタックしたのですが、局の壁は高く、今回奇跡的にタイミングが合った」と語った。

堀切園監督は、NHKとの違いについて「どうすべきかの判断が早い。役員会にかけて昼までに結論出しますみたいなスピード感や決断力の速さという企業風土はうらやましい」とした。