昨年4月に新型コロナウイルス肺炎のため療養生活を送った元NHKアナウンサーでフリーの住吉美紀(47)が、研究のために自身の血液を提供したことを報告した。

住吉アナは25日、インスタグラムを更新し、「『COVID-19回復者の抗体測定・血漿採取の研究』に、きょう血液を提供してきた」と報告。「今日はまず、血漿提供に十分な抗体があるかどうかを測定するための採血と、その他新型コロナについての研究を進めるための採血など10本。こんなに多本数!でも、それだけいろんな種類の研究に役立つ可能性があるのかもしれないと思うと、少しでも役に立ちたいという気持ちになった。日常、自分ができることって本当に小さいなあとため息が出る日もあるが、研究者や提供者の方々のこういう、毎日の、コツコツとした努力が、いずれは大きな人類の進歩に繋がるかもしれないのだと思うと、とても希望が湧いた」とつづった。

「今年に入って、ようやく心身ともにすっごく元気だぞという感覚が戻ってきたからこそ、参加できた」という。「検査後さらに、誰かのため、社会のため、お役に立てますように」と思いをつづり、「ちなみに、新型コロナと公的に診断され回復した方は参加できる研究なので、ご自分も、と思われる方は」と呼びかけた。