お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣(40)が、クラウドファンディングで支援者に提供しているユニークな権利が一部で“詐欺”などと受け取られたとし、反論した。

西野は1日、音声メディア「Voicy」を更新。これまでさまざまな活動の支援を募るためクラウドファンディングを利用してきたが、支援者へのお返しとして「目を合わせて【ありがとう】を言う権」や「支援者さんのことを意識する権」などといったものを設定していたことについて、「『あれは詐欺ですか?』という質問をいただきました」とし、「『支援してくださったら『ありがとう』と言います』というリターンを出して、それを承知で支援してくださる方がいて、それが『詐欺』になってしまう理屈がちょっと分からないのですが……」と言及した。

「おそらく、『支払った金額に対しての対価が足りてないだろう』という違和感だと思うんですね」と推察し、「クラウドファンディングを利用されたことがある方は分かると思うのですが、リターンには『3000円をただただ支援する』というのもあったりするんですね。そこに対価・見返りなんてないんです。何故なら『支援』だから」と説明。「あるところで大きな地震があって、自治体が義援金を募集していたので、3000円募金したところ……募金してくれたお礼として『鬼滅の刃の10巻セット』が届いて、そのお礼品にお金を使っちゃったから、被災地には1円も届いていない。これ、どう思います?」と例をあげ、「支援したい人に『ありがとう』と言うだけのリターンに対して、『搾取だ~』と騒いでいる人は、『義援金として3000円募金してくださった方に対しては、せめて「鬼滅の刃の10巻セット」ぐらいは送れ~!』と言っているような感じです」とした。