菅田将暉(27)が10日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督)大ヒット御礼トークイベントで、映画の公式SNSに寄せられたファンの質問に答えた。

菅田が演じた山音麦と、有村架純(27)演じた八谷絹は、京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会い、好きな音楽や映画がウソみたいに一緒で、恋に落ちて同居を開始する。ただ、いざ就職が決まると生活や現実が見え、ぶつかり合った結果、別れる。ファンからは「菅田君は、麦君と絹ちゃんは2025年にどうなっていると思いますか?」と20年で終わった映画の先を聞く質問が出た。

土井監督が「(2人が)31歳くらいになっているんじゃない?」と問いかけると、菅田は「どうなっているんでしょうね?」と首をかしげた。司会の青木源太アナウンサーから「もう1回くっつくという可能性は?」と問われると「それは、ないでしょうね。ないと思うなぁ」と、やんわり否定した。

土井監督は、脚本を書いた坂元裕二氏(53)と対談した際「麦と絹の30代が、ちょっとどうなっているのか分からなくて、ちょっと見てみたいんですけど?」と質問したと明かした。その際、坂元氏は「いやぁ…30代は、つらいことしかないから、やっても楽しい映画にはならないんじゃないか?」と答えたという。同監督は「そうかもなぁと思って」と振り返った。

菅田は、麦が就職後、絹との距離が出来た物語の流れを踏まえ「麦君の選択肢としては現状の状態…会社に勤めつつ、昔よりは減ったけど、カルチャーをやっていく日々か、お父さんの説得を受けて地元で花火師になっている可能性もある。それか、絹ちゃんと…の、3択のような気もするんですけど」と思案した。

土井監督が「今どきだから、会社を辞めて、少し絵を生かせるようなことも…」と、麦が得意の絵を生かす可能性を示すと、菅田は「そうなっていると良いですね」と笑みを浮かべた。