「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)公式サイトは6日、劇中に登場した人気キャラクター煉獄(れんごく)杏寿郎(声=日野聡)の誕生日の10日から全国の映画館で「煉獄杏寿郎誕生日記念入場者プレゼント ufotable描き下ろしA5バースデーカード」の配布を企画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた3度目の緊急事態宣言発出を受けて、配布開始を延期すると発表した。新たな配布時期については「決定次第、映画公式HP・SNS等にてお知らせ致します。何卒よろしくお願いいたします」と説明した。

煉獄は、テレビシリーズにも出た鬼殺隊の最高位“柱”の1人で、炎の呼吸を使う。映画では任務に挑む姿が初めて描かれ、主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう、同=花江夏樹)ら後輩に激励の言葉を投げかけ、終盤では上弦の参の鬼・猗窩座(あかざ、同=石田彰)と激闘を演じるなど、おとこ気のある姿勢が支持され、人気を呼んだ。

映画は米国でも興行収入(興収)1位を記録。米映画興収情報サイト「Box Office Mojo」は、公開2週目の週末の1、2日(日本時間2、3日)に興収670万ドル(約7億3200万円)を記録し、同週の首位に立ったと報じた。日本の映画が首位に立ったのは、99年の「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」以来22年ぶりだという。

国内では、4月25日までに興収397億8000万円を記録しており、興収400億円まで、あと2億2000万円に迫っている。劇場公開中とはいえ、ブルーレイ&DVDの発売も6月16日に迫る中“キラーアイテム”とみられた「煉獄杏寿郎誕生日記念入場者プレゼント ufotable描き下ろしA5バースデーカード」の配布延期が400億の大台超えに、どう影響してくるか…。