俳優佐藤浩市(60)が、東京オリンピック(五輪)の聖火ランナーを辞退したことが6日、分かった。

翌7日に長崎市内を走る予定だった。同県の担当者によると、4月30日に辞退が決まったといい、理由については「聖火ランナーに関わるすべて方の安心安全を考慮し、著名人であることの影響力を考えた結果、残念ながら今回の辞退に至りました」と説明した。

長崎県の複数の関係者によると、同県にゆかりのない佐藤に対し、県の担当者らが19年に聖火ランナーを要請し、佐藤は快諾したという。その後、東京五輪が新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期となったため、今年3月に入った段階で、改めて県の担当者が要請したが、コロナ禍が深刻さを増している状況も踏まえ、佐藤サイドが辞退の意向を示したという。