元ベイビーレイズJAPANの渡邊璃生(21)が16日、自身のツイッターで、20日をもって芸能界を引退すると発表した。

「この度、私、渡邊璃生は5月20日をもって芸能界を引退いたします。突然の発表となり申し訳ございません」

渡邊は、12年5月にベイビーレイズJAPANに改称する前のベイビーレイズに、最年少の12歳で選抜された。アイドル活動と並行して小説を書き始め、16年12月のライブからは、グッズの購入者に特典で自作の短編小説を配布するようになった。17年9月発売のミニアルバム「THE BRJ」では、作詞家児玉雨子氏との共作ながら収録曲「アンチヒーロー」で作詞に初挑戦した。

渡邊はツイッターで「このアカウントを作成したのは2012年からとなりますが、芸能活動は2008年頃から始めていました。その中でご迷惑をかけたこと、困らせてしまったことなどたくさんあったと思いますが、10年以上を芸能界で過ごし、その中で多くの経験をさせていただいたことは本当に楽しく充実した時間でした」と、芸能界引退への思いをつづった。

渡邊は18年9月のベイビーレイズJAPAN解散後は、同11月に動画配信を始め、ゲーム実況なども行っていた。同23日には「工藤了」名義でチャット小説アプリ上でSF小説「遥か隣りで」全14話を連載。19年6月発売の漫画「アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover」5巻限定版に付属のオリジナルCDに収録の楽曲「Clover」では、作詞を手掛けた。

20年5月には、渡邊璃生名義で初となる短編小説集「愛の言い換え」をKADOKAWAから出版した。「プライベートでも執筆の経験がないので難しいとは思いますが、長編小説に挑戦してみたいです!」と語っていた。またツイッターで、オリジナル4コマ漫画「矢継林夫妻の副菜」を毎週月・木曜に発表、更新し、13日までに73話まで掲載している。

渡邊は今後について「まだまだ未熟な身ではありますが、これから勉学に励み、新しく自分のやりたいことに向かっていけたらと考えております」とした。その上で「関係者の方々、共に活動してきた仲間たち、そしてファンの皆さまには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました」(コメントは原文のまま)と感謝した。