ジャニーズJr.「少年忍者」の織山尚大(17)青木滉平(19)らが5日、東京・品川プリンスホテルのステラボールで、舞台「Kappa~芥川龍之介『河童』より~」(5~13日、25~27日:ロームシアター京都サウスホール)の開幕直前取材に応じた。

芥川の名作「河童」が原作で、カッパという架空の生き物を使って、当時の社会を風刺していく物語を、ポップで近未来風にアレンジした空想科学劇。

舞台初主演となる織山はカッパの国へ迷い込む人間「第二十三号」を演じる。「とにかくいいものも悪いものも出しきる、死ぬ気でやるという思いです」と力を込めた。自身の役について「カッパの世界に行って、人間の世界とカッパの世界のはざまを生きている」と紹介し「カッパの常識に反発したり受け入れるシーンがあったりして、(主演は)初めてですけどすっげぇたのしかったです」と笑顔を見せた。

漁師のカッパ「バッグ」を演じる青木はジャニーズ公演以外の舞台は初めてとなる。「このような舞台が初めてで不安が大きいですが、事務所に入所からずっと一緒の織山と2人で力を合わせて、共演者のみなさん、演出のすずかつさん(鈴木勝秀氏)のアドバイスを頂いて千秋楽までがんばりたい!」。表情が少し硬いことを突っ込まれると「リラックスしてほどよく緊張してがんばります」とにやけた。

劇中で、織山は無音ダンス、青木はトランペットをそれぞれ披露する。織山は「前々から自分でやっていたんですけど、生で初披露なのでどういうあれ(反応)が返ってくるかわからない。新しい挑戦なので驚かせたい」と楽しみな様子。青木は「初めてアドリブで演奏します。自分の考えで芝居の中で吹く。公演を重ねていく段階でどんどん成長させていきたいなと思います」と誓った。

木ノ本嶺浩、川口龍、市川しんぺー、コング桑田も出席した。