女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、片岡鶴太郎(66)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。鶴太郎は、暢子を見守り導く、鶴見の沖縄県人会会長・平良三郎を演じる。故郷を出て途方に暮れていた暢子を助け、レストランの働き口の世話をする。

トラブルがあれば、自分が盾になるというおとこ気あふれた役柄で「堅気やアウトローな面、シリアスな面、コミカルな面。さまざまな一面を持ち合わせ人生の歩みのなかで、矛盾というものが出てくると思います。その矛盾をうまく結合させて生きていく術を持っている男だと伺っております。その矛盾の結合をうまく表現する人物を演じたいと思っております」。

朝ドラは「梅ちゃん先生」、「とと姉ちゃん」などに出演。「朝ドラは国民的ドラマだと思います。野球やボクシングで例えたら『日本シリーズ』、『世界タイトルマッチ』。そのリングに立って表現するという思いです」と意気込む。

沖縄の印象については「『ちょっちゅね』です(笑い) 沖縄のヒーロー具志堅さんとは長い付き合いです」と話している。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。

この日は、原田美枝子(62)高嶋政伸(54)佐津川愛美(32)中原丈雄(69)山中崇(43)長野里美(59)井之脇海(25)飯豊まりえ(23)志ぃさー(60)の出演も発表された。