天野はな(25)が18日、東京・新宿武蔵野館で行われた映画「彼女来来」(山西竜矢監督)初日舞台あいさつで、主演の前原滉(28)が共演の奈緒(26)ばかりひいきすると嫉妬? した。

劇中で、前原は主人公・佐田紀夫、奈緒は佐田の交際3年目になり突然、消えてしまう恋人の田辺茉莉、天野は茉莉と入れかわりに佐田の前に現れる謎の女マリを演じた。前原は「こんなこと言うと、すごいはなちゃんに失礼かも知れないけれど、奈緒ちゃんが撮影のスケジュール的に結構、後の方に来る予定で。はなちゃんと、ずっとケンカしているシーンを撮っていたから、最終的に奈緒ちゃんが来た日、すごい楽しくて。あんまり撮影現場でキャッキャしないけど」と振り返った。

天野は「本当に、露骨に『昨日、奈緒ちゃんがさ、こんな遊びやってさ』と言って、監督も『昨日、滉くん、すごい幸せそうだったわ~』って。何か、すごい(自分は)望まれていない。私じゃないんだなと」と吐露。奈緒は「ハードですよ、2人のシーンは」とフォローした。前原も「だから逆に、それが映画的には生きたかなと」と続いた。

天野は観客に向かって「私は、こんなに映画にしっかり関わって、公開まで作品を見届けるのが初めてのことなので結構、特別なことを経験させてもらっている気がして、とてもうれしいです。今日も特別な皆さんにお会いできたと思っています。皆さんにすごい、いい映画の体験になっていたら、うれしい」と感慨深げに語った。