落語家桂春蝶(46)が新型コロナウイルスに感染し、同期の桂吉弥、桂かい枝と神戸新開地・喜楽館で9月8~10日に予定していた「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」は延期になったことが2日、分かった。

春蝶が所属する上方落語協会は、春蝶がPCR検査を受け、8月31日に陽性と診断されたと伝えていた。関係者によると、前日30日に発熱など、体調不良を訴えていたという。

春蝶は、タレントとしても知られた先代桂春蝶の長男として生まれ、父の死後に、父の師匠だった故3代目桂春団治さんの門をたたき、94年に「桂春菜」を名乗った。09年に3代目桂春蝶を襲名した。

米朝一門、文枝一門と門は違うが、同期の桂吉弥、桂かい枝とは切磋琢磨(せっさたくま)しながら芸を磨き、同期による落語会「くしかつの会」はライフワーク。今年は9月8~10日に喜楽館で予定していた。

同館ホームページによると、それぞれ、11月29日、30日、12月1日に延期が決まっている。