林遣都(30)と小松菜奈(25)がダブル主演する映画「恋する寄生虫」(柿本ケンサク監督、11月12日公開)の女性限定トークイベントが14日、都内で行われた。

極度の潔癖性から孤独に生きる青年と、視線恐怖症で不登校の女子高生とのラブストーリー。「三日間の幸福」などで若者に人気の作家三秋縋氏のベストセラー小説が原案。

イベントではツイッターで悩みを募集し、林と小松が答えた。

10代女性からの「ずっと好きな人がいます。幼なじみで、同性の女の子です。自分の気持ちを伝えた方がいいでしょうか」との悩みに、林は「自分の気持ちを話して関係が崩れることに悩むのは、そうですね。あることですね。じっくりタイミングをみて、踏み出してもいいのでは。勇気を持って踏み出し、傷つくことがあるかもしれないけど、その経験がきっと人生に生きることもあると思う」。小松は「もやもやしているなら、ちょっとずつでも伝える方が納得がいくのでは。その先に答えがあるかもしれない。傷ついたとしても、何か成長できる第1歩になるかもしれません」などと答えた。

作品について、小松は「悩むことはいい。私も悩むし、人と違ってもいいと思う。そんな主人公たちが、成長し、模索し、生き抜いて、人として立つ姿をスクリーンでみてください」。林も「しんどい世の中で、誰でも嫌いな部分や変だと思われる部分があるかもしれない。でも、そんな自分を悲観したり、卑下しないで、許し合ったりする時間をもって楽しく生きていってほしい。この作品もそういったことが描かれています」とPRした。