映画監督でエステサロンなどを経営する実業家でもある、ジャッキー・ウー監督の新作短編映画「残照のかなたに」製作発表会見が24日、都内で行われた。席上で、監督の婚約者・河野景子(56)の長男で靴職人の花田優一(26)が、同作で俳優デビューすると発表した。

ウー監督は、河野と年内に婚姻届を提出するか、その報告を近々に行うかと聞かれると「プライベートは…毎日、うれしい。何を報告して良いか、よく分からない。流れの中ですから…近々にというか、そのうちになっていく。いろいろなものが整理されていく。前に、前に進んでいると言うことであって、何の障害もない」と語った。その上で「記念日なのか何か分からないけれど、そういうことがありながら、その日も迎える。年内は映画で、いっぱいですからね。映画を撮っていると、偏っていくので、なかなか難しい」と年内に婚姻届を提出することはないと明言した。また「映画が出来れば僕も空きますが、彼女も忙しい。障害が詰まっているとかは何もない。毎日、毎日、楽しく過ごしております」と笑みを浮かべた。

また、河野に花田のキャスティングについて話したかと聞かれると「今日、ここまで知らないのは、おかしい。元々、決まり事の中で、映画は僕の世界のこと…今までは話しては来なかったが、このことに関しては話した」と語った。河野の反応を聞かれると「皆さんに迷惑がかかるんじゃないかとか、新田プロデューサーが何かもくろんでないか? とか心配の方が先ではないか? というのが正直、あった」と語った。その上で「今でも賛成かどうか分からないが、スケジュール表を見ているんで応援してくれているんじゃないかと思う」とも語った。

一方、花田は母の反応を聞かれると「基本的に。仕事に関して母と共有することは、ほとんどないもので。今回のことも『ジャッキーさんとお話しするのは勝手ですが、僕には話をしないでくれ』と言っています。個人的に決めて、個人的にやっている」と説明した。

ウー監督と母との今の関係を、どう思うかと聞かれると「壊れるはずのないと思っていた家族が壊れた長男の身ですので、そこに関係性だったり肩書だったりは、特に興味はない。個人的な、大人としての付き合いと言いますか、そこには、あまり関係性は気にしていない」と語った。その上で「(ウー監督と母の)プライベートが、どうであるかは私には関係のない話ではありますので、仕事上で私も信頼して頂けるように精進していく意思です」と語った。2人のプライベートの場に、同席していてどう思うか? との質問は「ご想像にお任せします」とかわした。