COPD(慢性閉塞性肺疾患)との診断を受けているタレント松嶋尚美(49)が17日、都内で、アストラゼネカ社が開催した「COPDの早期診断を考えるセミナー」に出席した。この日は世界COPDデー。

松嶋は3年半前、テレビの健康番組で診断を受けたところ、COPDだと診断されたという。その後、禁煙パッチを処方してもらい、半年間は禁煙できたという。だが、その後は再び喫煙するように。「多い時は1日40本は吸っていました。今は10本くらいですね。禁煙は何度も行ってきたのですが、どうしても吸いたくなってしまう。今はコロナ禍で、喫煙ブースも1人しか入れず、並んでいることが多く、そこまでして吸いたいのかと、ツッこむ自分もいるのですがやめられないんです」。

それでも、2人の子どもからは、50歳を機に、たばこをやめるように言われているという。「やめるとたばこが浮かんでしまう。吸いたいという禁断症状が出てきます。でも、先生から禁煙のための飲み薬もあるというので、トライしたい。頑張るぞー」と自身に言い聞かせた。

慢性閉塞性肺疾患とは、これまで、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称。主に、喫煙によって障害を来す。日本では約530万人の潜在的な患者がいると推測されるが、治療を受けている人は約22万人。病気への認知度が低いとされており、啓発活動が必要とされている。