中尾明慶(33)が17日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われた「仮面ライダー」50周年記念映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」(柴崎貴行監督)初日舞台あいさつで「学園ドラマとか出ましたけど、女性ファンを獲得できなかった。歴代の人、キャアキャア言われるじゃないですか? ラストチャンスなんですよ!」と、今回の出演による女性ファンの獲得に不退転の覚悟を示した。

中尾は劇中で、仮面ライダーセンチュリーに変身する謎の研究者・百瀬龍之介を演じた。「僕、芸能生活20年、やらせて頂く中で、人生初の変身しちゃうんですよ」と笑みを浮かべた。13年に結婚した仲里依紗(32)との間に同年、生まれた長男は「喜んでくれています」というが、仲は「別に熱い目線で来ない」とボヤいた。その上で「男の子の世界なのかな? 僕の頼りは女性ファン」と客席に呼びかけた。試写も見ておらず「息子と行きたいと思って…いつもは公開前に見させていただきますけど」と、映画館で息子と完成した映画を見るという。

劇中で演じる研究者は1971年を生きるが、未来の21年に飛ぶ。そこで出会う息子を演じたのが、古田新太(56)であることも話題となっている。中尾は「早朝ロケだと、息子(古田)が酒臭い」と苦笑しつつも「芝居で助けて頂いた」と先輩・古田との共演を振り返った。劇中では、柴崎監督が歴代の仮面ライダーで「初めてかも知れません」と語る、親子ダブル変身も演じた。中尾は「意外と、というかタイミングでOKが出た。みんな、初めての変身、難しいと言うんですけど」と変身でも古田と息が合ったことを強調した。

「仮面ライダー」100周年記念映画が作られたら出たいかと聞かれると「50年後…83歳ですけど、やりますよ。決まりで良いですよね? そこまで続いて子供に夢を与えられたらいい」と意欲満々だった。