フリーアナウンサー古舘伊知郎(67)が、23日午後9時から配信開始のハイパーオーディオドラマ「CQ」で声優に初挑戦する。共演は女優篠田麻里子(32)ら。

ドラマ「ハケンの品格」、映画「20世紀少年」で知られる制作会社「オフィスクレッシェンド」のYouTube「クレッシェンドチャンネル」で配信される。

古舘演じる主人公の「私」は目が覚めると、どこか分からないところ「CQ」に閉じこめられていた。聞こえるけど、見えない。感じるけど、動けない。自分が誰なのかも分からない。やがて壁の外側から、かつて恋こがれた女性、凪(篠田)の声が聞こえて来る。

古舘は「まず篠田麻里子さんの声が素晴らしいです。僕の『私』と篠田さん『凪』役は、奇想天外で不思議な関係ですもんね。死は生であり、生は死に向かっている。年齢の枠なんか超えているんだ、家庭観念にとらわれないことに四苦八苦しました」。篠田は「古舘さん演じる『私』と私が演じます『凪』のやりとりが真新しいので、この観点・視点に注目していただきながら、皆様もお聞きいただければ幸いです」と話している。

知性あふれる怒濤(どとう)の語り口で「CQ」の世界を描写する古舘は、声優初挑戦に「オフィスクレッシェンドは老い先短いジジイを使い減らすのがうまいんですよ。この作品が遺作だと思って、最後の一滴まで振り絞ります」と話している。

配信URLは(https://www.youtube.com/playlist?list=PLD0RRdjc9MtRSQz2MOBDh7dM16ditCDEs)