米ゴシップサイト「ハリウッド・アンロックド」が22日、新型コロナウイルスに感染した英王室のエリザベス女王(95)が亡くなったとの誤報をインスタグラムに投稿したことが明らかになった。英王室は20日、エリザベス女王が新型コロナウイルスに感染したと発表したが、症状は軽いと伝えられている。ハリウッド・アンロックドは、王室に近い情報筋の話として、英ヴォーグ誌の編集者エドワード・エニンフル氏の結婚式に出席を予定していた女王が、亡くなっているのが発見されたとのスクープを投稿。王室からの正式な発表は出されていないが、「続報をお待ち下さい」とつづった投稿は瞬く間に拡散され、23日夜の時点で15万件近くの「いいね」がついている。

その後、ハリウッド・アンロックドを名乗るツイッターアカウントに謝罪文が掲載されるも、同サイトの創設者であるジェイソン・リー氏は謝罪文は偽物でそのアカウントの存在は知らないと述べ、「我々の投稿は事実」と誤報を否定するコメントを発表した。「私はうそをついたことはない。情報源を信頼している。王室からまだ正式な発表はないが、続報をお待ちください」と語り、記事の撤回はしないとしている。英王室からはこの件に関するコメントは出されていない。

王室によると女王は軽いかぜのような症状が続いているため22日にはオンラインで行う予定だった公務をキャンセルしたというが、翌23日にはジョンソン英首相から電話で定例報告を受けたことが発表され、軽い公務を継続していると女王の近況を報告している。インスタグラムの投稿は現在も閲覧が可能で、「フェイクニュース」「女王は今も生きている」「コロナに感染した女王が結婚式に出席するのはありえない」といった批判や誤情報を指摘するコメントが多く寄せられている。

ネットではその後も、米CNNを装ったツイッターのアカウントからも女王が静かに息を引き取ったとする誤報がツイートされたというが、このアカウントはすでに停止されており、ハリウッド・アンクロックドの誤報との関連性は分かっていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)