14日に亡くなった俳優宝田明さん(享年87)の代表作、「ゴジラ」シリーズが18日、公式ツイッターで宝田さんをしのんだ。

「宝田明さんの突然の訃報に接し、大変驚いております。1954年11月3日公開の「ゴジラ」を皮切りに、数多くのゴジラシリーズにご出演をいただきました。晩年までゴジラを愛し続けてくださったレジェンドを失ってしまった事は残念でなりません。心からの感謝とともにご冥福をお祈り申し上げます」

宝田さんは1954年(昭29)のシリーズ第1作映画「ゴジラ」に主演、宝田さんにとっても初主演映画となった。

その後も「モスラ対ゴジラ」「ゴジラ対モスラ」「ゴジラ FINAL WARS」などに出演。ゴジラシリーズに宝田さんの存在は欠かせなかった。

映画「かくて自由の鐘は鳴る」でデビューした同じ年に「ゴジラ」に主演した宝田さんは、常々「ゴジラは私の同級生だと思っている」と話していた。東京・日比谷にゴジラの銅像がお目見えした時や、18年の「さよなら日劇ラストショウ」で第1作が特別上映された時にも思い出を語った。

14年のハリウッド版「GODZILLA」にもレジェンドとして出演したが、上映時間の問題でカットされてしまったことを話題にし「次は『絶対に宝田を出すんだ』って声が上がってるそう。ありがたいこと」と話していた。