“1000年に1人の童顔巨乳”こと花咲ひより(20)が、19日に発売した2冊目の写真集「Metamorphose 2.0」で、大人と子どもの狹間で生きる20歳の今を表現した。手ブラやラップで体を巻いた過去、最大級の限界ショットに挑む一方、ひよこのコスプレなどキュートなショットも披露。このほど、日刊スポーツの取材に応じた花咲は、152センチと小柄な一方でGカップ92センチの巨乳がコンプレックスだったこと、1000年に1人の童顔巨乳”のキャッチフレーズがついたことで、大きな胸を個性として受け入れることが出来たと吐露した。

初写真集「Metamorphose」から1年…。花咲は20歳で実現した2冊目の写真集で、胸など体の各所をキャンディーや花で隠し、ラップで巻く未体験の撮影に踏み込んだ。「巻かれていて、身動きが取れない。食べ物を巻いたことはあっても、人生の中でラップに自分が巻かれることがなかった。肌にピタッと張り付き、動くとペタッとする。ちょっとやったら(体を隠す)こまごましたものがポロッと落ちちゃって、大変でした」と笑った。

さらに、手ブラにも初挑戦した。「手ブラの次は、何だろう? もう、これ以上ないですね、多分」と限界露出であることを強調。その上で「狹間と言いますか…メッチャ大人というわけでもないですけど、かわいらしい笑顔からドキッとするようなエロい、心にくるような大人っぽさ。めくる度にテイストが違う楽しみがある」と写真集の狙いを語った。

実は、大きな胸はコンプレックスだった。中学に入って制服を着るようになると、ブレザーの胸ボタンがしまらなくなった。プールの授業でも「おっぱい、大きいね」「~カップ?」と聞かれるようになり「自分は胸が大きいんだ」と意識し始めた。小柄で胸が大きい女性に向けたブラジャーが市販でほとんどなかったこともショックだった。

中3でアイドルとして活動を始めたものの、衣装で隠してバレないようにと、胸の大きさに合わせて衣装を選ぶと、肩幅が広く見えた。踊っていても胸が揺れるたびに視線を感じ「アイドルとして見て欲しいのに…ずっと嫌だった」とコンプレックスでしかなかった。

その後、周囲の勧めもあり「やるなんて思ってもみなかった」グラビアを始めた。「幼くて小さい妹キャラで売っていたから、胸が大きいことでファンのイメージが崩れてしまう可能性がある。大丈夫かな」と不安もあった中での挑戦だった。その中、仕事先の関係者に勧められ、19年にアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」内のコーナー「TOKYO GRAVURE IDOL FESTIVAL」(TGIF)に出演。その中で“1000年に1人の童顔巨乳”のキャッチフレーズが自然発生的についた。

最初は「童顔で巨乳か…ヤバっ!!」と思ったが「1000年に1人と言っていただく方がいた。それに、キャッチフレーズは、その人に特徴がないとつかない。自分を表すキャッチフレーズがついたことが、うれしかった」と心境の変化があった。「幼いけれど、胸が大きいのは良いことで、悪いことじゃないんだ」と自信が湧いてきたという。

それまでは、胸の形にこだわりもなかったが、周囲から「ちゃんと良い胸、持ってるんだから筋肉を付けた方がいい」と言われ、1年前からナイトブラも着けるようになった。「自分のスタイルが好きになってから『ひよりちゃんみたいになりたい』と言う女の子のファンが増えた。胸がコンプレックスだから、水着やグラビアの仕事がやりたくないって言っていたら、今はない」と感慨深げに語った。

今後について「写真集を出すという夢以上のものが(2冊出して)かなった。アイドルとしては今後、年齢を重ねれば辞め時も来る。そこまでに何かを残せるような、今後につながることはしたい」と語った。その上で「自分がもっと大きな人になって、女の子向けのスタイルブックを出したい。身長が低くて胸が大きい、自分のような悩みを持つ女の子に力を与えるような本がいいですね」と抱負を語った。【村上幸将】

◆花咲ひより(はなさき・ひより)2001年(平13)11月2日、東京都生まれ。大阪が拠点のアイドルグループ「ワッツ◎さーくる」と「ネコプラ pixx.」で活動。漫画誌、週刊誌のグラビアでも活躍し「1000年に1度のロリ巨乳」などの異名も持つ。152センチ、血液型O。