女優門脇麦(29)が21日、都内で赤堀雅秋プロデュース「ケダモノ」初日前会見に出席し、待望の場だったことを明かした。

「初日を迎えて、ちょっと緊張していますが、楽しめればと思います」とあいさつし、「学生時代に赤堀さんの舞台を見たときから、ずっとご一緒したかったので本が上がって来る度に、胸が揺さぶられたり、稽古の時も全てにおいて違和感がないという感じでした。稽古場からいつも、『何てぜいたくな時間なんだろう』という時間を過ごさせていただきました」と感慨深く語った。 

同作は、時に滑稽な様をみせる人間の機微を独自の観点から描き出し、独自のユーモアを交えながら、登場人物の日常をのぞき見しているような空間へ誘う、赤堀ワールドの新作。

この日は大森南朋(50)荒川良々(48)あめくみちこ(58)赤堀雅秋(50)田中哲司(56)も出席した。田中、大森、赤堀の演劇ユニットが約2年半ぶりに集結し、3度目となる。ヒロイン役の門脇は今回が初参加。

赤堀は「2年間のコロナ禍で蓄積した空気感を描ければと思っています。とにかく、一生懸命積み上げた物をお客さんの前で演じられればと思います」と意気込みを語った。

4月21日から5月8日に東京・本多劇場、5月14日・15日に札幌・かでるホール、5月20日から22日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。