女優大島美優(12)が、嵐の二宮和也(38)主演のTBS系連続ドラマ、日曜劇場「マイファミリー」(日曜午後9時)で、連続ドラマ初レギュラー出演を果たした。このほど日刊スポーツのインタビューに応じ、撮影中のエピソードや、今後の目標を語った。【佐藤勝亮】

ドラマは、二宮演じる時代の寵児(ちょうじ)ともてはやされているゲーム会社の社長・鳴沢温人(なるさわ・はると)が、小学生の娘(大島)を誘拐され、多部未華子が演じる妻・鳴沢未知留(なるさわ・みちる)と力を合わせて誘拐犯と闘っていく物語。

大島は今回が初インタビューだという。撮影について、「皆さん優しく接してくださって楽しいです」と笑顔。初の連ドラレギュラー出演をオーディションで勝ち取った。「すごくビックリしました。ずっと役のことを考えながら過ごしていたので、『受かりました』って聞いたときは、ものすごくうれしかったです。少し自信もあったので『やっぱりだ!』って思ったのと、信じられない気持ちが混ざっていました」。

ドラマでは、二宮と多部演じる夫婦の娘役だ。二宮の印象について「本当に、ノンストップでお話をされている印象です。二宮さんの周りにドンドン人が集まっていて、『すごい人だなー』って思います。私にも『学校今日はどうしたの?』とか、優しく話してくださいます」と明かした。

まだ12歳の新中学1年生だが、多部は「天使」だという。「本当に初めて会ったときに、すごくキレイでかわいくて。『癒やされる感じの方だなー』って思っています。天使です(笑い)。すごいすてきな方です」とうっとり。

1話では、冒頭の「きっしょ」というセリフのみだったが、あまりの衝撃に視聴者の注目を集めた。翌日学校で「『大島、大島、きっしょ』ってめちゃくちゃ言われました」と笑って明かす。国語が得意科目で、読解能力にたけている。セリフは家で動き回りながら覚えるタイプだ。芝居が大好きだといい、演技をする際に気をつけていることについて「素に戻らないように気をつけています。できるだけ自然体で、『こうしよう』ではなく、役に入ることに集中してお芝居しています」。

そうはいっても、素顔は中学1年生。新たに進学した中学生活について「まだ話せていない子もいるので、頑張らないとって思っています」とポツリ。学業と仕事の両立は、やはり大変そうだ。「こんなにスケジュールが入ることが初めてで、まだちょっとビックリしています。でも、できるだけ学校を休まないようにするとか、家庭学習を必死にやらないと授業に追いつけないので、勉強を一番頑張らないとなって思っています」。

目標の人物は芦田愛菜(17)だ。「勉強とお仕事を両立できていて、本当に尊敬しています。私は芦田愛菜さんから夢をもらいました。だから私も、誰かに夢とか希望を与えられる女優さんになりたいなって思っています」と意気込んだ。

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◆大島美優(おおしま・みゆ) 2009年(平21)11月19日、埼玉県生まれ。18年「ちゃおガールオーディション」で準グランプリを獲得し、芸能界入り。ドラマは、日本テレビ系「ミッドナイトランナー」、フジテレビ系「ラジエーションハウス」、TBS系「ファイトソング」などに出演。趣味は読書、踊ること。特技は体が柔らかいこと。身長150センチ