11日に急死したお笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん率いる「竜兵会」のメンバーとして知られるお笑いタレント、劇団ひとり(45)が14日、パーソナリティーを務めるFM FUJI「劇団サンバカーニバル」(土曜午後8時)に出演した。

劇団は上島さんと同じ芸能事務所「太田プロ」に所属。タレント大沢あかねとの結婚時には、上島さんに婚姻届の証人を依頼するなど若手時代から親交が深い。

先月27日に新型コロナウイルス感染を発表し、番組には2週ぶりの復帰となった。劇団は冒頭で「どんな話からすればいいかなっていう感じ。基本的にはコロナで休んで復活なので、にぎやかに、ただいまという感じで言いたいところもあるんだけど」と神妙に切り出した。「昨日今日の出来事だから笑い話に出来るかというと、まだそこまでに至っていない。いつか笑い話にできるように腕を磨いていくのが芸人として1個の課題」と前置きした上で、「5月14日の日刊スポーツの記事から抜粋しますけど、『市原隼人 撮影現場での鉄壁ルーティン 絶対にうどんしか食べない』って。ショッキングなニュースだったので」と上島さんの話題には触れず、ぼけてみせた。

共演陣の「今、その話を?」との突っ込みには「舞台あいさつでの発言なんですよね。僕、まだ心の整理がついてなくて…現場っていろいろあるから、お弁当とか」。また「ちょっとまだ笑い話に出来ない」と重ね、スタジオの動揺と笑いを誘った。

気丈な振る舞いと芸人らしい発言に、ネット上には「劇団ひとりすごいな」「劇団ひとりさん、本物の芸人だ」などとコメントが集まっている。

 

 

◆主な相談窓口

・いのちの電話

ナビダイヤル=0570・783・556(午前10時~午後10時)

フリーダイヤル=0120・783・556(午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時)

・日本いのちの電話連盟

https://www.inochinodenwa.org/