女優加藤小夏(22)が27日、都内で、主演映画「君たちはまだ長いトンネルの中」(なるせゆうせい監督、6月17日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。

政治について人一倍関心を持った女子高生アサミを中心に、高校生たちが日本の未来について考える青春社会派ストーリー。

物おじせず、大人を相手にズバズバもの申す女子高生を演じた加藤は「せりふの量がすごかったですし、台本をめくってもめくってもずっとしゃべっている。体力を消耗して、それがしんどかったです」と苦笑い。高圧的に見えないような演技を心がけ「アサミちゃんをむしろ応援してもらいたいと思った。嫌なやつにならないようにと、難しかったですね」と振り返った。

共演の北川尚弥(26)と定本楓馬(26)も登壇した。知恵を絞って奮闘する高校生たちの物語にちなみ「高校生活で得た知識」についてトークすると、北川は「購買で菓子パンばかり買わない方がいい」と熱弁。「中学まで学校が田舎だったので、購買がなかった。都会の高校ではおいしいものがこんなにあるんだと、持っているだけのお金を使ってお菓子や菓子パンを食べていたら、体がドヨンとなって体調不良になりました」と反省して笑った。

加藤は「高校卒業してから、知識を得た方がよかったなっていう知識を得ました」と心残りがある様子。学生時代はとにかく眠かったといい、「占いのおばちゃんに『あなた寝過ぎて人生損してるよ!』って言われるくらい。沖縄に修学旅行に行った時、『あなた寝過ぎ!』って言われました」と占い師からは居眠り生活を叱咤(しった)されたという。また「今は改善しました」と、現状報告も付け加えて笑わせた。