稲垣吾郎(48)草なぎ剛(47)香取慎吾(45)のプロジェクト「新しい地図」と日本財団が設立した、愛のポケット基金「LOVE POCKET FUND」が4日、第9弾の支援先を決定した。

支援するのは、コロナ禍で長期入院をしている小児患者たち。支援先は、国立研究開発法人国立成育医療研究センター。国立成育医療研究センターは、高度な技術を有する世界の小児病院30の1つに選ばれ、小児がん拠点病院を先導する「小児がん中央機関」として全国から小児患者が受診する病院だ。

支援額は2375万円。<1>オンライン面会システムの整備<2>感染症対応機器<3>専門家による子供の心のケアのためのメール相談対応などに使われる。

現在、新型コロナウイルス感染症は流行の中心が若年層にシフトし、長期化するコロナ禍により、不安感を抱える子どもたちも多くいる。さらに、小児がんなどで長期入院・治療を受けている子どもたちは、従来でも感染症対策のため、保護者以外の面会が難しいことに加え、コロナ禍では保護者との面会さえも制限されるなど、心細い環境におかれているという。

「LOVE POCKET FUND」は、「for youだけどfor meでもある」「“あなたのため”が“自分のため”になる」の言葉を胸に、「誰かにやさしくすることで自分も幸せになれる」をコンセプトに20年4月27日にスタート。主に、生きにくさを抱えている女性や子供への支援や高齢者・地方創生に係る支援を行っていく基金として準備され、新型コロナウイルスの感染拡大の中、コロナ対策に取り組むことを決意。第1弾プロジェクトとして「新型コロナプロジェクト」が開始。22年3月31日をもって、第1弾として行った「新型コロナプロジェクト」についての寄付受付は終了したが、「LOVE POCKET FUND」への寄付の受付は継続している。