タレントの伊東四朗(85)が6日、パーソナリティーを務める文化放送「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛(パッション)」(土曜午後3時)に出演。一緒に司会を務める吉田照美(71)が新型コロウイルス感染のため前週に続き2週連続で欠席となったが、さらにもう1人の“相棒”もこの日までに新型コロナ感染の可能性があるとして番組出演を見送ったことを報告した。

伊東は「当番組にもショッキングなことがありました。私も倒れそうになりました。いつもは3人でやっているんですけど…」と番組冒頭で同局の水谷加奈アナウンサー(54)が新型コロナウイルス陽性の可能性があるため、休養となったことを伝えた。代打には鈴木敏夫ニュースデスクと鈴木純子アナウンサーが登場し、2時間の番組で伊東を支えた。

伊東は「先週、吉田照美さんがお休みしたときに私が(番組を)『降りた』と言い間違えたようで、リスナーからお叱りを受けました。ごめんね! 吉田教授~」と、笑いながら訂正した。吉田は2週間の休み明け次週13日から復帰する予定だ。

バラエティー、クイズ番組の司会者、俳優とし幅広いジャンルで活躍する伊東と文化放送の顔でありラジオの帝王「吉田照美」の2人が「親父」の立場から世間の不条理にもの申す番組は、1997年(平9)4月にスタートし今年で放送25年。水谷アナは2人の掛け合いの中で冷静な手綱さばきで番組を進行する大事なポジションを担っている。

伊東は前身の「伊東四朗のあっぱれ土曜ワイド」(84~96年)からラジオ出演しているが、同局関係者によると「伊東さんが番組を休んだことは一度もない」と語る。

「親父パッション」のスポンサーはヤクルト。この日の番組で紹介したニュースの中で、伊東は2日の中日戦で5打席連続本塁打のプロ野球記録を打ち立てたヤクルト村上宗隆内野手(22)について言及。「いやあ、すごいよね。彼もすごいけど、あんなバッターに勝負を挑んだ相手投手もすごいよ~」と、中日柳投手も思いやる“野球通”の分析をした。同番組は長年、同時間帯の聴取率トップをひた走る人気番組。タフマン伊東がこの日も休まず出演して番組の危機を救った。