乃木坂46齋藤飛鳥(24)が16日、京都市京セラ美術館で、17日から開催の展覧会「アンディ・ウォーホル・キョウト」展の開会式に出席した。同展のオーディオガイドナレーターを務める。

門川大作京都市長、アンディ・ウォーホル美術館館長のパトリック・ムーア氏、主催者関連代表のソニー・ミュージックエンタテインメント取締役執行役員渡辺和則氏とともに、テープカットに臨んだ。

以前からウォーホルの作品はいくつか知っていたという齋藤は「有名な作品は知っていたのですが、どういう人生を送っていた人なのか、詳しい部分は知らなかったので。声で作品についてご案内するので、私も人の声で聞きたいなと思って、ガイドの音声をとる直前に、ウォーホルの歴史をスタッフの方に教えていただきました」と明かした。「新鮮な発見があったり、面白い話をたくさん聞かせていただいたので、新鮮な気持ちを持ったまま、ガイドを収録できたのかな、お話を聞けてすごくよかったなと思います」と振り返った。

展覧会に部屋に飾りたい作品はあったか聞かれ、「めちゃめちゃたくさんありました! 昨日、まんまとグッズもたくさん買ってしまって」と笑った。ムーア氏やアンディ・ウォーホル美術館本展キュレーターのホセ・カルロス・ディアズ氏からの説明を受けながら内覧したという。「おふたりのおかげですごく楽しかったです」と感謝した。

アンディ・ウォーホルは28歳だった56年と74年の2回、京都を訪れている。京都の印象について、齋藤は「景観の美しさとか、東京とはまた別の魅力があるなと思いますし、アンディ・ウォーホルの作品のスケッチとかも見て、こんなにすてきだったんだっていうのをあらためて理解したというか、理解が深まったような気がするので、アンディ・ウォーホルの心にも響くような街っていうのは、日本人としてすごく誇らしいと思います」と話した。

コロナ禍前は、握手会などで京都を何度か訪れていたが「街並みを見るとか、京都らしいお店でお食事するとか、そういう経験は全くなかった」という。「今回ちょっと車で走ったらお寺がいくつもあったり、商店街みたいな温かい街並みが見えたり、それで気持ちがほっこりしたので。2月までこの展覧会やっているので、プライベートで来られたらいいなと思います」とほほ笑んだ。

齋藤は美術展のオーディオガイドに初挑戦。作品やアーティストのバックグラウンドについて語りながら、来場者と同じ目線で展覧会を楽しみながらめぐっているようなガイドで、スマートフォンなどを使って無料で楽しめるという。