フジテレビの定例会見が30日、東京・台場の同社で行われた。

27日に行われた安倍晋三元首相の国葬について、港浩一社長(70)は「賛否を含め関心が高かった」。小林毅専務(64)は「賛否で世論を二分したので、特別番組で丁寧に報道した」と話した。

国葬の司会を同局の島田彩夏アナウンサー(48)が務めたことについて、港社長は「国葬の実行委員会から依頼があって、検討して受けた。とても落ち着いて、よくやってくれた。閣議決定した国葬には各国から弔意が寄せられ、それに感謝を表す場でもあったので引き受けることにした」と話した。

島田アナが司会を務めた事による放送姿勢への影響について、港社長は「なんら影響はない。落ち着いて状況をよく伝えた放送だった」。小林専務は「報道の中身と島田アナが司会を務めたことは別の件」と説明した。

フジテレビから国葬への出席者は、日枝久フジサンケイグループ代表(84)、宮内正喜会長(78)、小林専務の3人だった。港社長は「各局3人みたいな招待だった。私は生前にお付き合いがなかったので、あった3人に出てもらった」と説明した。