タレント伊集院光(54)が3日、TBSラジオ制作「三遊亭円楽のおたよりください!」(OBSなどで月~金曜午前5時20分)に出演、先月30日に落語家三遊亭円楽さんが亡くなったことについて苦しい胸の内を語った。同番組は、円楽さんが今年1月に脳梗塞で入院したため、2月から伊集院が出演している。

伊集院は冒頭「師匠が生きていたら『芸事はネタばらしをするもんじゃないよ』と言われるかもしれませんが、今週1週間の分に関しては、あらかじめ収録してあるものがあるんですけど、その日の夜にもう1回録りなおしています。お聞き苦しいところがたくさんあると思いますが、今日もよろしくお願いします」と、円楽さんが亡くなった日の夜に収録したものを放送しているとした。

伊集院は楽太郎時代の円楽さんに入門し落語家として活動。自主廃業した後も師弟関係は続いていた。

円楽さんが亡くなったことに伊集院は「頭の中が整理整頓できていません。きちんとおしゃべりができる自信がありません。修行が足りないんですよ。師匠はもっと生きててくれなきゃいけないんですよ。いついかなる時でも、皆さんが明るくなるような話をできるところまで指導を受けたかったんですけど、かなわず」と言葉を続けた。

「師匠のためにお線香1本あげてもらえませんか。申し訳ない。今日はこの辺で」と言葉を振り絞った。