俳優香川照之(56)主演映画「宮松と山下」の公開記念舞台あいさつが19日、東京・新宿武蔵野館で行われ、関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督が出席した。

3人の監督たちはそれぞれ、香川とのエピソードを披露。佐藤監督は「現場では香川さんの一挙手一投足に感激していた。軽やかな、にこやかな笑いが瞬時にできる内部構造がある。恐ろしくなりました」と話した。

関監督は「香川さんに『3人の監督は初めてだったけどいいことだらけだった。3人分の重みがあるから納得して、安心して次のシーンにいけた』と言っていただけて、一緒にやれて良かった」と話し、平瀬監督は「現場に入ってから香川さんと会話しながら、宮松をつくっていった。ぜいたくな時間だった」と振り返った。

端役専門のエキストラ俳優を描いた作品。スペイン・サンセバスチャン映画祭にも参加した。