USLPGA(米女子プロゴルフ協会)のティーチング会員でレッスンプロの小澤美奈瀬(30)が4日、東京・書泉ブックタワーで2冊目の写真集「MUSE」発売記念会見を開いた。

21年3月発売の初写真集「challenge!」が好評で、2冊目の発売が実現。「第1弾の時もビックリしましたけど、またオファーをいただきました。9月に東京・木場のスタジオと千葉の九十九里の海で撮りました」と笑みを浮かべた。

第1弾との違いも強調した。「第1弾は(テーマが)アスリートヌードで肉体美。体脂肪12%にして、脂肪は落として、しっかり作ることに取り組んだ。今回は、プラス色っぽさ…体脂肪14%にした。前回のウエートトレーニングがメインから自重トレーニング、バランスをメインにして、試合中のゴルファーに近づけた」。

そして「体の後ろの筋肉をゴルファーは使うので、何も着ない状態で写したカットを絶対に撮りたかった。うれしかった。100点満点中300点。やれることを全てやって、ゴルフ界の代表としてアスリートヌードをしていると真剣に出来た。誰が見ても最高と思えるものが出来た」と自信を見せた。

USLPGAティーチング会員について「私が保持している資格は、USLPGAのティーチング。日本でも保有者がかなり少ない、難しい試験を突破しなければいけない」と説明。その上で、アマチュアゴルファーの飛距離とスコアのアップの秘訣(ひけつ)を語った。

「飛距離を上げるのは、しっかり振り切るのを目標に練習していただければ伸びる。ボディーターンだけでなく、腕の振りも意識してもらえれば。スコアアップのためにも飛距離は必要不可欠。トップアマの方で230ヤードくらいと言われますが、男子プロは280ヤード。目標にしていただければ、スコアは下がっていくと思います」。

今年は、7月に全英オープンを現地観戦し、大会後、聖地セントアンドルーズでプレーする機会にも恵まれた。「7月にスコットランドの150回大会を観戦できたのが、私にとって宝になる年。大会後、プレーも出来た。聖地を見ることが出来たのは人生の宝。今年1年は宝と言いたい、幸せな年になりました」と振り返った。

その上で「私にとってゴルフとは人生そのもの…なくてはならない。写真集を出すことになったのもゴルフ…私を作ってくれたもの」とゴルフに感謝した。

写真集第3弾を出すとしたら? と聞かれると「第3弾を出してくださいという声を、たくさんいただいている。第1作は完璧な作品を作った。第2弾は、超えようと思った。逆に、どんなものが良いですか?」と記者に逆質問した。記者から「より女性的なものが、良いのでは? でも、体脂肪率を落として、女性的なものは難しいのでは?」と答えが返ってくると「そんなことはない。体脂肪率14%で女性らしさを出した。アスリートの体で、しなやかな筋肉を写しだした。第3弾、あるとするなら…2つの作品を超えていきたい」と強調した。

第1弾では、全裸でゴルフショットの連続撮影にチャレンジした。ただ、バストトップやヘアは、さらしていない。「さらなる限界突破は?」と聞かれると「自分に出来ることは挑戦したい.愛していただける作品になったら、その時は考えたい」と答えるにとどめた。

BS日テレのゴルフ番組「ゴルフサバイバル」やゴルフ週刊誌「ゴルフダイジェスト」の連載などで、ゴルフファンから一般へと知名度を広めている。今後の活動について聞かれると「有名な海外のトップコーチに、たくさん会いに行って、自分の引き出しを増やし、トップコーチと言われるようになりたい。皆さんの心にホールイン出来たら、うれしい」と笑みを浮かべた。