タレントのでか美ちゃん(31)が、24日に「ぱいぱいでか美」から改名して1年を迎える。23日に開催する改名1周年記念イベントを前に取材に応じ、改名について語った。

この1年を「思ったより苦労しなかった。もっと広まらないという危険を感じていたし、そのデメリットを持ってでも改名しようとしたけど、思ったよりちゃんと浸透しました」と振り返った。続けて「明確に20時台の番組に出してもらえるようになった(笑い)。新しい番組、出たことない番組に出してもらえるようになったのは、改名が大きかった。改名してよかった」。

昨年12月に改名発表すると、ツイッターでトレンド入りするなど話題になった。なぜ改名したのか。「(名前のせいで)仕事が広がりづらいのかなという思いもあった。でもそれはまあ自分の中で完結することですけど、共演する年下のアイドルに気を使わせすぎちゃっていた。セクハラの種みたいにどこかでなっちゃうことをどこか気にしていた。年重ねるほど、年下のアイドルが増えるので、それはちょっと大きかった」。

でか美ちゃんの思いを知らぬ人からは「コンプライアンスか」「時代の流れか」という声もあったが「時代の流れより、自分が日々いろんな思い、ポリシーを持って一人間として生きているのに、この芸名でハラスメントの種みたいになっているんだとしたら一人間の中で矛盾があるのではないのかというのがありました」と説明した。

「ぱいぱいでか美」という名前が嫌いなわけではなかった。専門学校のサークル時代に、先輩からあだ名としてつけられ、気に入ってそのまま名乗っていた。「さみしさがないわけではないけど自分の中でふに落ちて、活動しやすくなった」。

ファンからも改名は好評だったという。「ファンの人が私を応援しているっていいやすくなったって。『でか美ちゃん応援しているんだ』って通じやすくなったって。改名するに当たってはファンの方がショックかもって思ったけど、でも受け入れてもらえた上で良い感じでしたね」。

でか美ちゃんは、学生時代以来、バンドを組んでいたが解散し、「ぱいぱいでか美」名義でソロとしてCDを出すと、その変わった名前に注目が集まり、14年8月に日本テレビ系「有吉反省会」に呼ばれた。「本当に無名だったんですけど。変な名前の人がCDだしたらしいっていうことで、直接オファーが来ました。『名前を反省しにきてほしい』と。売れていなくて、事務所に入らず、たった1人で活動していたので。オーディションとか大きな転機でこの世界に入ってきたわけではなくて、ぬるーっと『有吉反省会』に出だして、ぬるーっと事務所に所属したので、あだなと芸名の境目がつかないまま、自分で、『ぱいぱいでか美』なのでっていう生き方をしてきた」。

「有吉反省会」のMCの有吉弘行(48)や、番組で共演し、たびたび濃い絡みをした博多大吉(51)には感謝がつきないという。「めちゃめちゃお世話になったし、向こうはそんなんで名前出して欲しくないと思うんですけど、育ての親。あそこでどれほど鍛えられたか」。

同番組は、ゲストが反省したいことをスタジオに言いに来て、検証VTRとともに有吉らがその内容を掘り下げていくものだった。ゲストの反省人として番組に出演すると、名前のインパクトから、その後も準レギュラーのような形で、出演するようになった。「1回、3カ月くらいよばれなくて、それが地下アイドルなりに悔しくて。次もしまた(オファーが)来たら超がんばらないとって思った。、初登場も準レギュラーの時も正直素人で、全然しゃべれなかった。声も小さかった。そこにいられることがラッキーって思っていた。そのあとに自分よりキャラ濃い人が準レギュラーでいて、しゃべっているのをみて、『こんなにしゃべっていいんだ』って思って。それで久しぶりに出させていただいたときに、自分なりに100%がんばったら、そこから毎回呼ばれるようになりました」。

21年9月に「有吉反省会」が終わったことも改名につながった。「番組が終わってしまったのも、改名の背中をある意味おしてくれた。名前を使い切ったなって」。

「有吉反省会」終了後も、アイドルグループ「APOKALIPPPS」としての活動だけでなく、ラジオのアシスタントなど仕事の幅も広がった。現状をどう捉えているのか。「すごい素直な気持ちで言うと、『わたしもっとがんばれます!』『もっと仕事ください』って言うのは心から思っています」と笑った。

具体的にやってみたい仕事はあるのか。「なんか、結構自分で言うの超恥ずかしいんですけど、勉強熱心なタイプなので、ロケとか食リポきっと得意だと思います。あと割と自分のどこがそうなっているかわからないんですけど、年配の人に好かれる。意外とぱいぱいでか美って名乗っている時期からそこ(高齢層)からの拒否反応あまりなくて。やっていないからわからないけど、自分はロケ得意なんじゃないかっていう漠然としたものがあるんです。(TBS系)『ラヴィット!』でロケするのが目標です!」と明かした。

夢はあるのか。「夢は大きく持ちたいので、冠番組とか持てるくらいになりたい。そんな自分に一筋の光を当ててくれる枠があって、(テレビ朝日系)バラバラ大作戦。まずは冠を持てるように。あそこ(の枠)はネクストブレークの方が持つイメージ。自分のホームと感じるようなメディアがあれば良いなと思います。ゆるーくしゃべるようなトークの番組とかがやりたい。むちゃな企画やったり刺激的なものより、『なんか見ちゃうんだよな』っていうのが自分が一番好きなので。あとはラジオもアシスタントはやっていますけど、自分の番組ができたら」。

1周年記念イベントは「APOKALIPPPS」の卒業記念ライブでもある。「改名1周年記念で、『でか美ちゃん、1年がんばってやってきたぞ』っていうのを伝えたいのと、APOKALIPPPSの集大成もみせつつ、普段仲良くしているMAPAっていうアイドルと絵恋ちゃんっていうアイドルという好きな人しか呼んでいないので最高の金曜日にしたい。『音楽も実はやっているんだぞ』っていう側面もみせられたら!」と力を込めた。【佐藤成】