タレント矢沢心(41)が27日、都内で厚労省主催「みんなで知ろう!不妊症・不育症のこと オンラインフォーラム」にパネリストとして出席した。

07年に格闘家の魔裟斗と結婚し、現在は3人の子どもの母親である矢沢だが、過去には不妊治療に取り込んだことや2度の流産を経験したことを明かした。

パネリストとして、多くの不妊治療者らから寄せられたストーリーを朗読した矢沢は「私もタイミング法からスタートしました。のんびりしていたらダメで、人工授精から体外受精、顕微授精にまで取り組み、4年もかかりました」などと語った。

さらに「不妊治療の病院選びは、その人にとっていい病院を探すのが大切です。それと、何げない言葉でも傷つく言葉があるので、周りの思いやりが必要。主人は私に優しく寄り添ってくれました。人に対しての思いやりが本当に大切なんだと考えています」と語った。

今回のフォーラムでは、不妊症だけでなく不育症についても扱った。出席した医師の斉藤隆和氏によると、ストレスなども1つの要因とされているが、不育症の原因はまだ分かっていないことも多いという。

2度の流産を経験している矢沢は「私は先生に質問をしました。私の何がいけなかったのでしょうかと。飛行機に乗ったことや、髪の毛を染めたこと、マニキュアを塗ったことがいけなかったのでしょうかと聞きました。その時、先生から、あなたは何も悪くはありませんと言っていただき、次の赤ちゃんのために、健康な体でいようと、前向きになれました。先生の言葉で救われたんです」と訴えた。流産については、経験者の間でないと話せないと言い「話すことで救われるので、そのような環境があれば、救われる方も多いと思います」。

モデレーターは、フリーアナの登坂淳一(50)が務めた。不妊治療に取り組み、妻は2度の流産を経験したという登坂は「不妊治療の病院で、看護師さんは、私の目を見て、2人で一緒にやることなんですと、言われました。男性は当事者意識がどうしてもうすれていくので、2人で取り組むのが大切です」などと話した。