大手芸能事務所サンミュージックが7年ぶりに手がける歌手舞乃空(まのあ=17)がこのほど、同プロ特別顧問の俳優森田健作(73)がパーソナリティーを務めるニッポン放送とFM NACK5の番組収録に臨み、意気込みを語った。

森田も「サンミュージックにとっても期待の星。全力で応援していきたい」とエールを送った。

舞乃空は、小3年の時に母親と行ったカラオケで高得点をとったことがキッカケで歌手を目指すようになった。「カラオケで92点を取った時に、お母さんが『この子は歌手になれる』と私の才能を見いだしたみたいです」。

中学生の時に、NHK「のど自慢」に出場。石川さゆり「能登半島」を歌ったところ、透明感のある歌声でチャンピオンに。19年3月に行われた「グランドチャンピオン大会」へとコマを進めた。「この時のゲストの石川さゆりさんだったので、すごく緊張しました。でも歌い終わった後に、ステージの脇で『すごく良かった』と褒めていただいたことが今でも忘れられません」。

「グランドチャンピオン大会」後には、「番組の偉い人から会議室に呼び出されたんです。その時は一瞬『何かやらかしてしまったのかな…』って不安になったのですが、そこに日本クラウンの方がいて歌手デビューの話をいただきました」。

その後、所属事務所もサンミュージックに決まり20年に高校進学のため大阪から上京。堀越学高校に入学した。本来なら21年春にデビューする予定も、コロナ禍でデビュー時期が遅れたという。

「不安でした。でも、デビューという目指すものがあったので歌のレッスンは頑張りました。特に、私は歌の基礎を勉強したいと思い、腹筋とか体力をつけることに力を入れました」。

今春、満を持してデビューした。シングル「うたかた/春凪」は、80年代アイドルソングをほうふつとさせる初恋ソング。「ミュージックビデオも作っていただきました。映像的には遠い日の初恋が男性目線で描かれていて、高校生のセーラー服姿の私と、事務所の先輩である安藤なつさん(メイプル超合金)にも出ていただくなど、本当に良い形でデビューさせていただきました」。

森田は「サンミュージックとしても本当に久しぶりに出がけるアイドルだし桜田淳子、松田聖子、それこそ酒井法子に続くアイドルとして頑張ってもらいたい。とにかく、いろいろな苦難を潜り抜けていきたことで人間的にも成長してきたと思う。歌もうまいので、これからも人間としての中身を磨いてサンミュージックを背負っていってほしい」と期待を寄せていた。

番組はニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」は20日18時20分から、FM NACK5「青春もぎたて朝一番!」は26日午前6時30分から放送される。