英国のヘンリー王子(38)の妻で元女優のメーガン妃(41)が、ハリウッドを揺るがしている全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキについて、いまだ公にコメントを出していないことに関し、ネットフリックスとの契約に影響を与えかねないからだとの臆測が出ている。王子と結婚して王室に入る前は女優としてドラマ「SUITS/スーツ」などに出演していた妃は、もちろんSAG-AFTRAの組合員。離脱後に出演したオプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組では、「私が以前やっていた仕事には労働組合(俳優組合)があって、私を守ってくれた」と話し、王室に対しても「助けが必要だ」と声を上げたことを明かしていた。SAG-AFTRAは、この妃が王室での苦悩を涙ながらに語ったインタビューを受けて、「私たちは今もあなたのために、ここにいます」とツイートして妃への支持を表明していた。

しかし、妃は7月14日にスト入りして以降、SAG-AFTRAへの支持を公にしておらず、沈黙を貫いている。これについて、英デイリー・メール紙は、音楽配信大手スポティファイとの契約が打ち切られ、次はネットフリックスとの関係も終了するのではないかとうわさされていることに関連がある可能性を指摘。王室を離脱した夫妻は2020年にネットフリックスと1億ドルといわれる大型契約を結び、現在も契約が続いているが、妃は昨年5月に製作を準備していたアニメ-ションシリーズが中止になり、「もっと素晴らしい企画」を出すよう求められているとの報道もある。しかし、ネットフリックスは、契約終了のうわさについて「彼らとのエキサイティングな旅はすぐには終わりません」と否定。良好な関係であると強調し、すぐに契約解消することはないとコメントしていた。

一方で、ネットフリックスは契約金の半分しか夫妻に支払っていないとの報道もあり、「興味を引く番組を作らないと未払い金は支払えない」と通告されたとの関係者の証言なども伝えられている。夫妻にとってネットフリックスとの契約は経済的にも重要課題であり、ストリーミングによる利益の公平な分配を求めて対立するSAG-AFTRAを公に支持できない事情があるのかもしれない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)