堺雅人(49)が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「VIVANT」(日曜午後9時)の第8話が3日、放送された。放送後からSNS上では、続々と明らかになるテロ組織「テント」のモニターだった山本(迫田孝也)に関する考察も盛り上がっている。

第8話では、乃木(堺雅人)たち別班はテントの会合に潜入し、ノコル(二宮和也)を捕らえる。しかし、乃木は次の瞬間、別班の仲間を次々と狙撃するという衝撃の行動に出た。別班、ひいては国を裏切ってまでも乃木が果たしたかった40年越しに父・ベキ(役所広司)との再会を果たした。さらに、DNA鑑定の結果、父子の関係も表示された。

第8話ではテントの実態が続々と明らかになったが、丸菱商事で乃木の同期であり、テントのモニターとして別班に排除された山本について「テントのモニターだった山本は本質を何も分かっていなかった」「『日本が標的』は山本が考えていたようなものではないのかも。ベキに復讐心はないのでは」という考察も浮上した。

迫田孝也(46)は以前、同局のインタビューで役作りについて「テロ組織に加担しているエリート商社マンというのはリアリティーのある役を作り上げるのに苦戦しました。山本自身、具体的な何かがあって日本に敵意を向けるわけではないんです。ただ、世の中がこれだけ情報過多の中で、日常のストレスや疑問が積み重なった所に、裏組織の情報が引っかかった。それで傾倒していってしまったのではないかと自分では解釈しています」。

サーバールームからデータを盗むシーンは「山本は乃木を陥れようと思っているわけではなく、自分が太田梨歩(飯沼愛)に仕組ませたトラップに、乃木がたまたまハマッてしまったことへの罪悪感があるという役作りをしています。もちろん警察の捜査に食い込むことで、情報を得ようというたくらみもありましたが、誤送金された時点で役目は終えているので、乃木を助けようとするのは本心。決して敵ではないという感情で演じていました」とした。

堺雅人(49)とは久々の共演になった。「台本を基にセリフを読み解きつつ、つじつまを合わせながら、乃木と山本の描かれていない歴史を共通認識として増やし、関係性を作っていきました」とコメントしていた。

山本は第4話で、別班に排除される。台本を読んだ時点で気付いたという、迫田は「(台本を)読み進めていくうちに『俺は死ぬんだな…』と気付きました(笑い)。最近、途中で死ぬ役が多かったので、今回は最終話まで完走したいなと思っていたのですが…。でも、日曜劇場で、福澤(克雄)監督の作品で、あんなにインパクトのある最期を遂げられて俳優として幸せです」と話していた。

同ドラマは「半沢直樹」をはじめ、数々の大ヒットドラマを手がけた福澤克雄氏の企画・監督最新作。主演の堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という日曜劇場史上最も豪華な主要キャストが集結している。