放送作家の鈴木おさむ氏(51)が31日、最後の著書として27日に発売した小説「もう明日が待っている」(文藝春秋)発売記念イベントと囲み会見を開いた。
「もう明日が待っている」は、月刊「文藝春秋」に掲載され「小説SMAP」と呼ばれ、大きな話題を呼んだ3篇に新たな書き下ろしの章を大幅に加えた小説。メンバーの脱退、トップアイドルのまさかの結婚、東日本大震災発生10日後の生放送、誰にも言えなかった苦悩、闘い。国民的スターとしてたくさんの夢や希望をもたらしてきた彼らの全てが、たった1夜の「放送」で壊れていった。そして日本中が悲しんだ解散…。フジテレビ系で96年4月15日から16年12月26日まで放送したバラエティー番組「SMAP×SMAP」の放送作家として20年以上彼らと共に歩んできた鈴木氏が、物語を紡いだ。発売から2日の29日時点で、異例の2日連続での重版が決定し、累計発行部数は15万部となった。著者印税は全て能登半島地震の義援金として寄付される。
鈴木氏は、この日で引退することについて「逆にすごくうれしいのが、自分が作ったものが当たった状況で辞めるのは幸せ。ヒットしなかったら、当たらず、辞めるべくして辞めていく。あいつ、当たるうちに辞めていくだと…幸せ」と口にした。地上波連ドラ最後の脚本を務めたテレビ朝日系連続ドラマ「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」が全話通算3000万回再生を突破している中で「息子はまだ辞めると怒っている」という。
今後については「すごく求められたら、やるのかも知れませんが…次にやりたいことはある。そこに本気になるために…今までにやったことを生かし、チャレンジしたいのが今がある。メディアの世界、相当、しんどいと思う。50歳以上のフリーランスは大変だと思う。僕は10年、頑張って光を照らしたい」と語った。そして「辞めた後、4月になったらやることを発表したい。ビジネスとして若いことを応援していく」とした。



