崎山つばさ(34)が主演する3人芝居「怪物の息子たち」が30日、東京・千代田区のよみうり大手町ホールで開幕した。父の葬儀で久しぶりに顔を合わせた3兄弟の葛藤を崎山と安西慎太郎(30)、田村心(28)が演じる。

開演前に3人は取材に応じた。

「3人芝居」だが、20人の人物が登場してそれを3人で演じ分ける。キーマンである父親役をそれぞれが演じることに、安西は「はたしてそれは本当の父親なのか、我々の記憶の中でできた父親なのか…。そういうところも見ていただけたら」とアピールした。

田村も「90分の会話劇。僕らだけの会話で進んでいく。濃密な時間を楽しんでいただけたら」と充実した表情を見せた。

崎山は「こんなに不安と期待が入り混ざるような舞台はなかなかない」と胸の内を明かして「挑戦的な舞台だと思っていますので、興味がある方は劇場に来て“怪物”を目の当たりにしていただければ」と呼びかけた。

脚本の木下半太氏は、タイトルの「怪物」について「誰しもの心の中に怪物みたいなものってあると思う」と語り「見た人が『私の中の怪物は何やろか』みたいな思いになると楽しいんじゃないかという気持ちで書きました」と説明。

演出の毛利亘宏氏は「まさに怪物と呼べる3人の俳優が集まりました。丹念に稽古場で言葉を交わしながら積み上げていった結果が、この舞台に乗るんじゃないかなと思っております」と期待を寄せた。

6月9日まで。