「民主の女神」と呼ばれた香港の民主活動家で、23年12月、留学先のカナダで事実上の亡命を宣言した周庭さん(28=英語名アグネス・チョウ)が9日までにYouTubeチャンネルを更新。過去にアイドルグループ、モーニング娘。のオーディションを受けていたことなどについて語った。
周庭さんは今回の動画では日本語でトーク。2012年に15歳で学生運動に参加してから、20年末に収監され、出所後の23年に留学したカナダの大学院を卒業した現在までを振り返りつつ、「確かに10年間の政治活動は私の人生にとってすごく大きな重要な一部です。その経験がなければ今の自分もいないし、決して後悔はしていません」とした上で、「少なくとも今はもう民主活動家ではありません」と説明した。
政治のほかに「1人の人間として他にやりたいことがたくさんあります」という周庭さん。「中学生のころ、学生運動にも参加していないし、日本語も全然できない私が、すでに日本の女性アイドルグループのファンでした。当時、一番好きなグループはモーニング娘。で、生写真を買ったり、家でコンサートDVDを観たりしました。そのころの私はステージで可愛く踊ったり歌ったりするアイドルにすごくあこがれていました」と振り返り、オーディションにも応募していたことを告白。「14歳のころ、ネット上でモーニング娘。10期オーディションのニュースを見て、日本人限定のオーディションで、絶対に受けられないんだろうとわかっていたのに、なんと応募しました。日本の住所と電話番号を書かなきゃいけなくて、自分はもちろんそれを持っていないから、適当に書いて提出しました」と笑って明かし、「結局、当然ながら返事はなく、その1年後、学生運動に参加し始めました」と話した。
現在はユーチューバーとしての活動をメインにしており、「これからは広東語のコンテンツだけでなく、日本語の動画も撮りたい」という。また、日本のテレビ番組のファンで「今も好きなバラエティ番組を毎週見ています」といい、バラエティ番組への出演などにも意欲。「政治以外の私を日本の皆さんに見せたいなと思います。今はまだ出国できないけど、日本に行けたらいろんな番組や撮影などのお仕事に挑戦したいと思います」と語った。



