9月19日に東京・赤羽の自宅マンションが火災にあった、タレント林家ペー(83)が30日、東京・浅草演芸ホールの9月下席、夜の部の千秋楽に出演した。唯一焼け残ったピンクの衣装に、この日の開演前にジーンズブランドEDWIN(エドウイン)の社員が届けてくれたピンクのジーンズで登場。春風亭小朝(70)から火事見舞いとともに贈られたピンクのギターを弾きながら、観客を笑わせた。最後は「サザエさん」の歌詞を「津軽海峡・冬景色」で熱唱して締めくくり、大きな拍手を浴びた。

火事の2日後の21日にから10日間の出番を無事に終えたペーは、さすがにホッとした表情。「火事を出して迷惑をかけてしまったけど、高座に穴を開けずにすんでよかった。警察の調べも一通り済んで、今はパー子は赤羽の親戚の家に、自分もホテル住まいから知り合いのところに落ち着きました。パー子は外に出る時は、いつも僕といっしょだったから心配。あと、僕の髪のセットをしてくれてたから、そこが大変。やっぱり、僕ら夫婦は一緒にいないといけませんね。だけどパー子はスマホを持たないから、向こうから電話が来るのを待つしかないんですよ」と話した。

燃えた自宅マンションの方は「今度、理事会に出て正式な謝罪をしなくちゃいけません。こんな芸風だから、ちゃんと謝ってることが伝わるかちょっと心配ですが、誠心誠意謝ろうと思っています。警察の調べでは、原因はコンセントのショートか漏電だろうということなので、失火罪とかにはならないようなのでちょっとホッとしています。でも、まだ後のことが残っているし、特に下の階の方は水浸しになってしまったので、誠意を持って話し合って行きます」と話した。

今回の火事騒ぎで、人の優しさが身に染みたという。「全国のいろいろな方から、お見舞いをいただいています。仕事の方も寄席は今日で終わりですが、いろいろなところから声をかけていただいています。今、ちょっとしたライブハウスからスポットで出てくれないかと話をもらってるんです。でも、僕の芸は長くても20分なんですけど、1時間やってくれと。コンサートをやってくれみたいな感じになってるんでどうしようかなと困ってるんだけど、ありがたいことですよね。頑張らなくちゃ」と話した。