テレビ朝日系の特撮ドラマ「スーパー戦隊シリーズ」が、1975年(昭50)の放送開始から50年の歴史に幕を下ろす。2日、「超力戦隊オーレンジャー」(95年3月~96年2月)で主演のオーレッドとして活躍した歌手宍戸マサル(57)、オーピンクのさとう珠緒(52)が、日刊スポーツの取材に胸の内を明かした。【松本久】

子役として活動していた宍戸にとって、記念すべきドラマ初主演作が「オーレンジャー」だった。

シリーズが終わることは報道で知ったという。「正直言って、ちょっとびっくりしました」。95年にシリーズがスタートして今年がちょうど30周年。8月には当時のメンバー5人が集まって都内でイベントを開催したばかりだった。「当日はすごく懐かしかったですよ。そして、多くのファンに囲まれてうれしかった」と振り返った。

「自分も戦隊シリーズを見て育った世代なので、終了するのはすごく寂しい気持ちがあります。同時に、そこにオーレンジャーとして関わることができて誇りにも思っています」と明かした。「シリーズ50周年ということで、多くの後輩もいれば先輩もいて、これからもシリーズが続いていくと信じていたものですからやはり衝撃的ですよね。同時に50年も続いたこと自体が奇跡だとも思うんです」と続けた。30周年イベントは12月に大阪でも開催される。「これからもオーレンジャーとして、ファンの皆さんの期待にしっかりと応えていきたい」と意欲を見せた。

宍戸は現在、ムード歌謡グループ「新☆ハッピー&ブルー」のリーダーとして活躍中。「自分を含めてメンバー4人が戦隊物の出身なんです。子どもたちのヒーローとして夢を与えてきたように、これからも歌い手として多くの人に夢を与え続けていきたい」。活躍の場を変えても“ヒーロー”であり続ける。

◆さとう珠緒コメント スーパー戦隊シリーズの終了は本当に残念ですが、50年も続いたのは本当にすごいことだと思います。私が今こうしていられるのも『オーレンジャー』でたくさんの経験をさせていただいたおかげです。心から感謝しています。これからも、形を変えてでも“ヒーロー”がみんなに夢と希望を与え続けますように…。

◆宍戸(ししど)マサル 1968年(昭43)8月15日生まれ、東京都出身。81年、日本テレビ系木曜ゴールデンドラマ「42時間の恐怖」でデビュー。95年「超力戦隊オーレンジャー」では、オーレッドの星野吾郎役で主演。「新☆ハッピー&ブルー」の他メンバーでは、和田圭市(57)が93年「五星戦隊ダイレンジャー」でレッド役、信達谷圭(57)が90年「地球戦隊ファイブマン」でブルー役、土屋圭輔(52)が93年「五星戦隊ダイレンジャー」のキリン役などで出演。

◆超力戦隊オーレンジャー 95年3月から96年2月まで放送された、19作目の戦隊シリーズ。国際空軍のメンバーで編成された防衛部隊「U.A.O.H.(オーレンジャー)」が、古代文明の超力を武器に、地球の支配を狙う「バラノイア」に立ち向かう物語。主演の宍戸、さとうのほかに、合田雅吏(55)がオーブルー役を務めた。