米プロフットボールリーグ(NFL)の王者を決める第60回スーパーボウルが現地時間8日に米カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで行われ、ハーフタイムショーに歌手レディー・ガガ(39)がサプライズ登場した。2017年の第51回スーパーボウル以来2度目のハーフタイムショー出演を果たしたガガは、スペイン語でパフォーマンスを行った初のアーティストとなったプエルトリコ出身のバッド・バニー(31)と共に歴史的なパフォーマンスを行った。
Spotifyで年間最多ストリーミング記録を樹立するなどラテン界のスーパースターとして知られるバニーは、「Titi Me Pregunto」で幕を開けたショーでプエルトリコの伝統と誇りを全身で体現。伝統的な帽子をかぶった農民などプエルトリコの風景を再現したセットで大勢のダンサーを従え、「Voy a Llevarte a PR」「Safaera」などヒット曲を次々と披露してラテン旋風を巻き起こした。
会場のボルテージが最高潮に達する中で事前発表なしでゲスト出演したガガは、ブルーノ・マーズとのコラボ曲「Die With a Smile」をサルサ・バージョンで歌い上げた。また、同郷のリッキー・マーティンもバニーの楽曲「Lo Que Le Paso a Hawaii」を披露してステージに華を添えたほか、チリ出身の俳優ペドロ・パスカルら多くのスターが登場してショーを盛り上げた。
1日に行われたグラミー賞授賞式で最優秀アルバム賞を受賞した際に壇上で「ICE(移民税関捜査局)は出て行け」と強硬な移民取り締まりを推し進めるトランプ政権を批判して大きな話題を呼んだバニーは、「憎しみよりも強いものは愛だけだ」というメッセージを投影し、最後はグラミー賞受賞アルバム「DeBi TiRaR MáS FOToS」のタイトル曲を熱唱してステージを締めくくった。
トランプ政権に対して批判的な自身の公演会場でICEによる摘発が行われることを懸念して米国ツアーを行わないと明言しているバニーのハーフタイムショー起用を巡っては、トランプ米大統領が「まったく馬鹿げている」と批判していた。(千歳香奈子)



