韓国出身のタレントで歌人のカン・ハンナ(44)が24日、東京・目黒の大円寺で短歌+エッセー集「カジョクのうた」(KADOKAWA)ヒット祈願を行った。
現代短歌新人賞を受賞した初短歌集「まだまだです」(19年)に続く2冊目。23年に日本人の会社経営者と結婚し、韓国と日本に2つの「カジョク(家族)」を持った自身が、家族をめぐる思いを作品に込めた。
この日は夫の母から借りたというシャクヤク柄の青い着物姿を披露。「お母さまが大切に保管していた着物で、背筋が伸びます」と笑顔を見せ、「万葉集の和歌っぽい雰囲気もあって、すごくうれしい」と笑顔で話した。
短歌との出会いについて「日本に来て独学で日本語を勉強する中で、万葉集の歌に出会って、なんてすてきな文学があるんだろうと思った。1500年以上の歴史があり、現代の人も愛している文学に感動して、興味を持ち始めました」。1冊目は自己紹介を込めた内容だったとし、「今回は、日本に家族ができ、日本で生きていく覚悟、人生というものを込めたので、成長した自分が見えてくると思う」とした。
日本語の魅力について「形容詞の繊細さが好き。『はんなり』という言葉にもいろんな意味が宿っている。言葉の奥ゆかしさが好きです」。IQ148の才媛としても知られる。「数学が強かったのですが、『五七五七七』の数学的なところが文学と掛け合わされていてリズムがいい」と話した。
来日して15年。NHK Eテレ「短歌de胸キュン」「NHK短歌」レギュラーを経て、タレント活動のほか、会社経営、大学教授など幅路引く活動中。「日本に来て、本当に自分の人生よかったと思う。自分がいろんなところで花が咲いて、日本の方々の応援のおかげです」。「短歌は私の人生の中で大きな存在」とし、新作について「多くの日本の方、短歌のダイナミックな表現を感じていただければ」と話していた。



